宮前まちの整骨院・鍼灸マッサージ院(宮前平駅,接骨院・整骨院)の特集記事

こんにちは！ネットラボ編集部、ライターの池田あゆ里です。

このたび、身体の歪みを整える「猫背矯正」の施術を体験してきました。「いったいどんなことをするの？」という方も多いと思うので、柔道整復師のお話や実際に受けてみた感想をお伝えしていきます！

■猫背矯正って？

今回体験させていただく、川崎市宮前区の「宮前まちの整骨院・鍼灸マッサージ院」、小林 篤史代表にお話を伺いました。

――どうして猫背になってしまうのでしょう。

「日常生活での身体の癖が影響しています。悪い癖を続けると全身の筋肉や関節の位置が固まって背骨も曲がってしまう……というわけです」

ーー猫背を治すには、どうしたらいいのでしょうか。

「多くの方は猫背を治そうと胸を張ろうとされるのですが、猫背の原因は骨盤の歪みから来ていることが多いんです。まずは骨盤を正しい位置にすることが重要になっていきます」

――実際にどんな施術を行いますか？

「AIを用いた″姿勢分析アプリ”や、自律神経の乱れをチェックする機械を使って、身体の状態を確認します。そのあと、柔道整復師がカウンセリングをもとに施術していきます」

ーー自律神経！？　猫背にも影響があるのですね。

「そうなんです。自律神経が乱れると、姿勢にも影響が出ます。ただ、自律神経は目で見えませんし、自分の意志でコントロールできませんので、機械を用いて分析していくんですよ」

お話を聞いて、猫背矯正が指圧やマッサージの施術だけではないことに驚きました。

AI診断で姿勢をチェック

まず、問診表に自分の状態を記入していきます。私は学生時代から肩こりに悩んでいたので、問診表には「肩」の部分にマルを付けました。

アンケートを書き終えると、院長の由井 貴大さんに施術室へ呼ばれます。由井院長は小林代表の右腕として、こちらの整骨院を運営されています。

「最初に、AI姿勢分析アプリ『ポーズン』を使って、現在の姿勢がどうなっているのかチェックします。まっすぐ立って、目線は遠くを見ていてくださいね」

身体の側面と正面を、タブレットで撮影してきます。

こちらのアプリは1分で結果がわかるそうです。正しい姿勢かどうかを、100点中の何点かで見ることができるとのこと。結果は、はたして……。

「80点台と、かなり高得点ですね。写真とデータを照らし合わせると、体重がしっかり床に下りている立ち方をしています。ただ、少し左右のズレがあるようですね」と由井院長。

自律神経を機械で測定

つづいて、自律神経の乱れをチェックしていきます。洗濯ばさみのような形をした装置を左手の人差し指に挟みます。そこで5分ほど待機します。

ここからは小林代表が診断結果を説明してくださいました。

「この機械は『HRV』といって、心拍変動によって自律神経の乱れを確認しています。結果を見たところ、池田さんは今のところ正常値です」

交感神経と副交感神経のグラフも見ていきます。

「こちらも正常値ですね。自律神経には昼間や活動しているときに活発になる交感神経と、夜間やリラックスしているときに活発になる副交感神経の2種類があります。

交感神経の働きが低下すると、元気が出ない状態が続きます。逆に、副交感神経の働きが低下すると、疲れているのになかなか眠れない状態になりやすいです」

この診察データは患者さん自身で持ち帰ることもできるそう。自分の身体について理解が深まりました。

見つかった！姿勢の歪みの原因

いよいよ、小林代表の施術を受けます。小林代表は「猫背矯正マイスター®︎」として、治療家の育成や健康器具の開発をされている、姿勢のスペシャリストなんです。

「骨盤が地面に対してしっかり立っていることが重要です。骨盤の角度というのは、姿勢解析アプリではわからない部分ですので、プロの柔道整復師が触って確認する必要があります」

ということで、私の骨盤の角度を見ていただきました。

「池田さんの場合は、右側の骨盤が少し後傾気味ですね。猫背の兆候として、首が前に出てしまう『顔出しパターン』と、肩が前に入ってしまう『巻き肩パターン』が見受けられます。これがひどくなると、猫背の症状が顕著に現れてきますよ」と小林代表。

つづいて、施術台で仰向けになり、股関節のストレッチを行いました。数種類のストレッチや指圧のあと、小林代表が「あ、これか……」とつぶやき、おもむろに骨盤の模型を取り出します。

「仙骨と第五腰椎の間には、椎間関節があります。池田さんの場合、その一部が浮いて固まっているんです」

たしかに、以前から腰の下部に違和感を持っていました。まさか椎間関節が浮いているなんて……！

そこで小林代表は細長いクッションを取り出しました。小林代表が開発した「背すじのびのび枕」です。

「この枕を背骨の一番丸みのある部分に当てて寝てみてください。両腕を上げ、2分ほどこのままでいてくださいね」

すると、さきほどより呼吸がしやすくなっていることに気がつきます。こちらの枕は中央の部分が少し凹んでおり、無理なく背骨を伸ばせている感覚がありました。

「呼吸がしやすいのは、肋骨の下部に付いている横隔膜を伸ばしているからです。沈んだままの横隔膜を引き上げている状態です」

枕を外してからピンポイントで指圧していただくと、さきほどよりも腰の重さが解消されていることに気が付きます。小林代表の施術により、椎間関節の浮きが治ったのです……！

小林代表は枕を手にして、こう仰いました。

「筋膜が固まっていると関節に歪みが出るんです。たとえば、こちらの枕の中身を筋肉だとすると、枕カバーが筋膜です。枕カバーにシワが寄ったまま中身を詰め込んだら、変な形で形状記憶してしまいますよね。筋膜を緩めることが、関節のズレや骨盤の歪みを治す方法なんですよ」

その後、小林代表の施術で後頭骨のズレを治していただき、肩こりが改善！前よりもスッと立てるようになりました。

毎日かかさず、10秒のストレッチを

最後に、自宅でも行えるストレッチを教えていただき、終了です。

「池田さんの場合は、首と骨盤のストレッチをそれぞれ1種目10秒だけ、毎日かかさず行ってください。いろいろ取り組もうとすると続けられなくなってしまうので、無理せず続けていってくださいね」

猫背の姿勢のまま過ごしていると、身体の不調も置きやすくなるそうです。日頃から正しい姿勢を意識することが大切ですね。

小林代表、由井院長、ありがとうございました！