宮田歯科 宮田 正則 院長 MASANORI MIYATA
歯科技工士専門学校を終了後、日本大学歯学部へ。その後、大学院に進み、合計12年にわたって歯科の知識や技術を身につける。1993年、「溝の口駅」そばに開業。
歯科技工士専門学校を終了後、日本大学歯学部へ。その後、大学院に進み、合計12年にわたって歯科の知識や技術を身につける。1993年、「溝の口駅」そばに開業。
幼い頃から母には手に職を付けなさいと言われていました。手に職とは何だろうと考えていますと、ぼんやりとですが、それは技術職のことだろうと思うようになっていました。中学生の時、怪我をして歯を痛めてしまった時に、歯医者さんに行って治療してもらったのですが、「歯を治すっていろんな方法、材料があるんだなぁ」と感心したのを覚えています。
その後、高校生になり進路を選ぶ際、母が言っていた手に職を付ける事と、「歯を治す人」が自然と結びつくようになっていました。
歯科技工士の専門学校を卒業した後、日本大学の歯学部に進み、歯科医師という道を歩み始めました。歯科医師になる前に技工士の勉強を経てきたのが今の私の糧となっていると思います。
大学院を卒業後、知人の紹介で平成5年に当院を開院致しました。
妻の実家が溝の口に近く、「この辺はいいよ」という妻のアドバイスもあり決断致しました。当初は妻の方がこの辺りの道には詳しかったことを覚えています。
その患者さんのアポイントメントの時間には必ず手を空けておくということです。その前の患者さんの治療が長引いてしまい、お待たせすることがないとは言い切れませんが、お約束した時間を守るということがまず最初に心掛けていることです。
当院ではカウンセリングに力を入れていることもあり、特に初診の方には、1回目の診療時間全てをカウンセリングにあてることもあります。その際には、患者さんのご要望をお聞きし、こちらからご説明をしっかりとすることを心がけています。
症状と治療の選択肢、それに伴う費用と通院回数をご説明し、患者さんにご理解いただいています。
余談にはなりますが、最近では治療を途中で中断したまま来院されないという患者さんがいらっしゃいます。ですが、痛くなくなったのと虫歯が治ったというのは別の話だということをご理解いただきたい。虫歯はしっかり治療を完了させない限り治ることはありません。最初に治療にかかる回数をご説明させていただいているのは、そういう意味もあります。
ですので、出来るだけ中断しないことをおすすめします(苦笑)。
トラウマという言葉があります。子どもの頃のイヤなイメージというのはずっと続く、あるいは残る可能性があると思っています。ですから、お子さんを治療する時は大人以上に出来るだけ話して理解してもらうことが重要だと考えています。「治さないと痛くなるから頑張ろう」と納得してもらうことが大切なんです。
泣いてしまうお子さんも多いのですが、無理矢理治療をおこなうようなことは極力避けるべきだと思っています。例えば削ることが必要な場合、少しやってみて、「はい、出来たね。痛くないよね。もうちょっと頑張ってみようか」と言って、また少しやる。時間はかかりますが、ちょっとずつ、ちょっとずつ諭すように治療をおこなうことも必要だと考えています。
医食同源の言葉のとおり、歯は食べ物を摂取するとき大切な働きをします。私は歯科医師になってから補綴(入れ歯or銀歯)の勉強をしていました。医師になってからも噛み合わせに関して研鑽を積んで参りました。歯科医師と技工士、その両方の視点から、一人一人の患者さんに合わせた、より良い噛み合わせというものについて貢献出来ればと考えております。
噛み合わせが合わずに我慢を強いられた方が、治療を終えてしっかりと噛めるようになったと言って頂いた時は、やはり非常に嬉しく感じますね。
トリートメントとケアという言葉をご存知でしょうか。トリートメントとは治療。ケアはお手入れ、予防を指します。例えば、診療時間を15分と考えると、私たち歯科医師が実際に患者さんの治療に関わる時間は1週間のうちで15分しかないということになります。残りの6日と23時間と何分かは患者さんご自身が管理しなくてはならない。我々医師が患者さんに関われる時間には限りがあるということです。ですから、日頃のケア、歯ブラシを頑張るですとか、予防の意識を皆様に持っていただきたいのです。
当院では患者さんお一人お一人のご要望に合わせた治療を心掛けております。お口のことでお悩みの方はどうぞお気軽にご相談ください。
※上記記事は2010.9に取材したものです。
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