しまむらクリニック 島村 健 院長

しまむらクリニック島村 健 院長

PROFILE

大学卒業後、内科医として研鑽を積む。がんの研究に携わる中で、アメリカ留学を経験。大学病院で培った経験とスキルをもって、子母口クリニックモールに開業。

医師を志したきっかけと経緯、こちらで開業された理由について教えてください。

幼少期に出会った地元のお医者さんがわたしの人生を決めました。わたしは小学生のときに「川崎病」で苦しんでいたのですが、症状がなかなか改善せず「死の恐怖」におびえていたわたしを、先生は根気よく治してくださいました。そんな先生に憧れて最初は小児科医を目指していたのですが、いざ医学部に入ってみると白血病で「余命わずか」と宣告されるお子さんが多いことに強いショックを受けました。小児科医をあきらめてしばらくは、悶々とした日々を過ごしていたのですが、その後「がん」を研究しようと決心し内科医となりました。「臨床腫瘍」はわたしのライフワークとなり、大学で2年、米国で2年の合計4年間は専門的に研究職に就き、その後は臨床で患者さんと向き合いながら臨床研究を続けていました。そしていよいよ機が熟し、大学病院のシステムとは異なった場所で患者さんを診たかったため、今年4月にこの地域で開業しました。ちょうどこの近辺で開業したいという小児科の先生がいらしたので、開業コンサルタントの方と一緒に場所探しをし、「子母口クリニックモール」を共同で立ち上げました。

訪問診療をされているとお聞きしました。病院のスタッフ構成、診療内容と曜日を教えてください。

現在専任医師はわたし1人ですが、非常勤の医師1名が外来のお手伝いをしてくださっています。そして超音波検査(心臓・腹部・甲状腺)を担当される検査技師が非常勤で1名、看護師は常勤3名と非常勤1名、看護助手1名、受付3名の合計11名です。 訪問診療は基本的に患者さん1名あたり月2回となっていて、わたしと看護師1名が月・水・金で訪問させていただいています。しかし患者さんの体調がすぐれない、あるいは容体が変化した場合はその限りではなく、夜中でもすぐ駆けつけますのでご安心ください。診療の内容ですが、病院での診療とほとんど変わりません。たとえば検査ですが、当院では心電図や超音波などの、検査機器のほとんどがノート型になっており、日常こちらで使っているものをそのまま車に積んで利用できるのです。
病気の進行によっては治療が望めない場合もありますが、そのときは患者さんが快適に過ごすことができるようなケアを行います。看護師が同行しますので、食事・衣服・入浴など日常生活のアドバイスもできます。往診用の電話を携帯しているため、急なお問い合わせにも24時間、365日対応することができます。

現在でもご出身である横浜市立大病院で外来診療、非常勤講師をされているそうですね。

木曜日は、午前に医療連携をしている関東労災病院、午後に横浜市立大病院に通っています。それぞれの大学病院にはご専門の先生が大勢いらっしゃいますから、さまざまな症例について相談に乗ってもらうことができますし、新しい研究の内容を知ることができます。わたし自身がバージョンアップできるほか、開業医の設備では診療できない患者さんをご紹介できるメリットがあります。一方で大学病院の先生には在宅で患者さんを看取るといったご経験がありませんから、わたしが臨床で得たさまざまな実体験や症例をお伝えすることができます。このほかにも、器具やシステムの問題点など実践かつ具体的な情報をフィードバックできます。お互いにとって、「ギヴ・アンド・テイク」のメリットがあるのです。ですので、休診日にしている木曜日もほぼ1日勉強に費やしていますね。

診察で心がけていること、日々のリフレッシュ法について教えてください。

一番に心がけていることは、患者さんがお困まりのこと、お辛いと感じていらっしゃることを聞きだせる環境・雰囲気作りをすることです。医師は職業柄どうしても「正論」でお話してしまいますが、診療では患者さんに「正しいこと」を申し上げることがすべてではありません。また大学病院のように常に混雑しているところですと、より多くの患者さんを診るために効率が最優先となり、じゅうぶんな問診ができません。わたしが開業した大きな理由はここにあり、現在は自分が築いたルールで患者さんとより密接な距離でお話しすることができます。時間がかかってもかまいませんので、ちゃんとお話をうかがい治療のヒントになる情報を聞き出したいと考えています。たとえば血圧が高い場合も、そこに潜在的な疾病がありそれが原因になっていることが多くあるためです。リフレッシュ法についてお話しますと、現在は自分の意思で自分が決めたやりかたで診療できているため、これといったストレスは感じていません。したがって、リフレッシュする必要がまったくないのです。休むとその分仕事が増えますので、休みません(笑)。

最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。

患者さんにお伝えしたいことは、「困ったらすぐにきていただきたい」ということです。お話しする内容は何でもかまいませんし、何が困っているかわからなくても、「ご不安」を感じたらすぐに相談に来ていただきたいと考えています。また当院の強みは「土日診療」です。長時間勤務でなかなか健康管理に時間が割けない勤め人のみなさまはもちろん、子育てに追われてご来院が困難な主婦の方も、お子さんをご主人に託して気楽にお越しいただきたいと思います。

※上記記事は2014.2に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

しまむらクリニック 島村 健 院長

しまむらクリニック KEN SHIMAMURA

しまむらクリニック 島村 健 院長 KEN SHIMAMURA

  • 出身地: 神奈川県
  • 趣味・特技: スキー 米国留学時代は国立公園などに家族で旅行しました
  • 好きな本・愛読書: 西村京太郎の作品、または三国志系の歴史小説。特に「項羽と劉邦」(司馬遼太郎、新潮社)
  • 好きな映画: ハリウッド系のハッピーエンドで終わるラブ・コメディなど。少し古いですが、最近見たものでは「ハングオーバー」(米ワーナー、2009年)
  • 好きな言葉・座右の銘: 有言実行
  • 好きな音楽: ジャズ、クラシック
  • 好きな場所・観光地: 草原など自然のあるところ 特に九州の阿蘇地方 最近仕事ばかりで行けませんが

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