春木 麻紀子 代表（ピアノ教室 まきこぴあのらぼ)のインタビュー

ピアノ講師歴は25年以上！

小さいころにピアノを習い始めて、学生時代はピアニストになろうと思っていました。ですが、大学生のときに交通事故に遇ってしまって……。長い時間、ピアノを弾くことが難しくなったこともあってその夢は諦めてしまったんですけど、会社勤めをしながらも「ちょっと教えて」という方にピアノを教えることは細々と続けていました。教室を始めたのは、その「ちょっと教えて」が少し増えてきたことがきっかけですね。自分の子どものお友だちから始まり、徐々に広がっていきました。最初は東京・大田区で始め、2020年に高津に移転。細々と教えていた時代から数えるとピアノ講師歴は25年以上になりますね。

お子さんから大人まで幅広く！

当教室は、個性に寄り添い、それを伸ばすピアノ教室です。最大の特徴は脳科学や行動分析学をピアノ指導にアレンジした、効率的でわかりやすいレッスンを行っていることです。ちょっとこだわりが強いなど、発達障害まではいかないけどグレーゾーンな子も、ボーダーレスに受け入れていますので、そういった個性の強い子にもたじろがず、粘り強く指導します。もちろんお子さんだけでなく大人の方も受講可能です。今、通っていただいているのは3歳から94歳まで。本当に幅広い層の方に習いに来ていただいています。子どもの教育に関することのほか、シニアの方を教えるにあたってはシニアの脳がピアノによってどう活性化するのか、といったことも勉強しました。脳トレではないですが、音楽で記憶を思い出したり、体が動くようになったり。そういった形でピアノを楽しんでいただけるようレッスンを行っています。

ピアノから個性やスキルを伸ばす

お子さんには、単にピアノや音楽のことを教えるだけでなく、そこから個性を伸ばしていったり、自己肯定感などを高めたりと、ピアノ＋αを提供したいと考えています。育脳という言葉もありますが、手指を使うことは脳にもいいことですし、ピアノをもとにいろんなスキルを身に着けてもらいたいですね。なぜそうなるのか。それを何となくではなくちゃんと言葉で説明しながら指導していくのもポイントです。また、長いスパンでのお付き合いになりますので、家族ぐるみといった生徒さんも多いですね。お母さんのお悩みを聞くこともありますし、お子さんが思春期に入ってくると親御さんとの間に入ったり、進路の相談を受けたり。いろいろ勉強したことも糧になっていますが、私自身3人子どもがいるのでその経験をもとにアドバイスすることも。この教室がお子さんにとってのサードプレイスのような場所になったらいいなとも思っています。

ポジティブな言葉をかけるように

教えるときに大事にしているのは、言葉ですね。決して怒らず、ポジティブな言葉をかけるようにしています。練習してこない子がいても「なぜやってこないの？」と頭ごなしに言うのではなく、やってこないのには理由があるはずですから、それを聞くことから始めるなど、子どもの気持ちに寄り添う。それが一番ですね。何か壁にぶつかっているから練習が嫌だと思うのでしょうし、だったらその壁を無くす。進度も誰かと競っているわけじゃないですから、その子にあった目標を立てて、一つずつクリアにしていくことを意識しています。

初めて習う人にぴったり！

生徒の親御さんに「どんな人にこの教室を紹介したい？」と聞くと、よく「初めて習う人」と言われます。これまでピアノに触れたことがない人も、ちょっとやってみたいなと思っている人も気軽にお問い合わせをいただけたらうれしいです。オンライン指導も対応していますので、遠方の方はもちろん、基本は対面だけど都合によってオンラインで、というフレキシブルな対応も可能です。また、今後は児童館で開いているリトミックの教室をもう少し広げたいなという思いも持っています。当教室でのプライベートリトミックは、0歳から受け付けていますので、こちらも興味がある方がいらっしゃったらぜひお問い合わせください。

そのほか、ピアノを続けると多くのスキルが身につく、という趣旨で全国の先生方とYouTubeでコンテンツを配信したり、悩んでいるお子さんのゲートキーパーとして“ピアノこころのほけんしつ”にも登録したりと、さまざまな活動を行っています。ピアノが弾けると、ある意味それが個性、強みになるんですよね。合唱コンクールなど、学校で一目置かれる存在になれることもありますから。お子さんはもちろん、ピアノ初心者の大人の方まで「ピアノ、やってみたいな」と思ったらいつでも声をかけてください！

※上記記事は2023年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。