ミツトヨ博物館/沼田記念館

物の長さを測ることにとことんこだわった世界でも珍しい博物館を紹介たいと思います

ところで皆さんはマイクロメーターという測定器をご存知ですか?マイクロメーターとはネジが入っていく本当に微少な距離を「ネジの原理」を使って測るものです。わかりずらくてスミマセン・・・。
皆さんも経験があると思いますが、ネジを回して締める際、ほんの少しの距離なのに、ネジを何回転も回わす必要ってありますよね?そのネジが入っていく距離ではなく、ネジを回す回転の方を計測するというのが、このマイクロメーターというものです。
ネジの回転に目盛りを付け、拡大して読み取るのですが、ネジの刻み方(ピッチ)を細かくすることで、一般的には 10μm(1ミリの100分の1)まで測れるそうです。
※参考:髪の毛の太さは60~80μm

このマイクロメーター製造で世界トップの企業が、今回訪問した(株)ミツトヨさんです。
敷地内には、博物館とミツトヨ創業者の偉業と会社の歴史を紹介した沼田記念館があります。博物館と沼田記念館は隣接してますので両方見学することをおすすめします。

まず記念館ですが、世界最高水準のマイクロメータ(ひと目盛り2μm)から直径が3mもある巨大なマイクロメーターまで一同に展示されています。ものづくりの産業界からの要望に応えてそれぞれ開発してきた経緯がわかります。
ユニークなところでは、おなかをつまんで厚みを測ると皮下脂肪や肥満度が分かるデジタル体脂肪計なども展示されていました。
次に博物館では、古代エジプトで発見された物差し(複製)や蒸気機関を改良をしたことで知られるジェームス・ワット(英国)のマイクロメーター(複製)など貴重な品が多く展示されています。展示物を通して測定のルーツや変遷を知ることができます。
縦動比較機と呼ばれる1957年に作られたスイス製の機械は、内部が水槽で構成され水を貯めて温度を一定に保つ仕組みで、蛇口が付いているところがいかにもアナログ的でとても面白いですよ。

このように先人の様々な知恵と工夫が、展示物を通して学び解くことができますので、理科や技術への関心を持ち始めた小、中学生から、精密工学に関係する先生や研究者、技術者まで幅広く見ていただきたい博物館です。なお、見学は無料ですが事前の予約が必要ですから注意してくださいね。

※上記記事は高津区.jpスタッフにより取材掲載されたものです。
個人の主観的な評価や情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

INFORMATION

ミツトヨ博物館/沼田記念館
電話 044-813-8201
所在地 川崎市高津区坂戸1-20-1
最寄駅 溝の口駅
駐車場 0台 有
開館時間 10:00~11:00 16:00~15:00 ※見学は予約制(毎週月曜・火曜・木曜)
休校日 火曜日
Web http://www.mitutoyo.co.jp/corporate/hall/index.html

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