高津心音メンタルクリニック 宮本 浩司 院長 KOJI MIYAMOTO
慶應義塾大学経済学部中退。帝京大学医学部卒業。精神科医として大学病院や関連病院で経験を重ね、「高津駅」そばに開業。
慶應義塾大学経済学部中退。帝京大学医学部卒業。精神科医として大学病院や関連病院で経験を重ね、「高津駅」そばに開業。
父が開業医をしていて、私も子どものころは新聞の医療コラムを読むのが大好きでした。とはいえ、当時からずっと医師を目指していたわけではなく、中学・高校時代は文系の科目が「おもしろい」と感じて、医師とは別の道に進もうと考えました。しかし、慶応義塾大学の経済学部で学ぶなか、どうも「しっくり来ない」ように思えて自分が本当にやりたいことを見つめ直してみたんです。そうして思い切って大学を中退し、改めて帝京大学医学部に入学しました。大学時代から「精神科」と「内科」に興味があり、どちらに進もうかと考えていたのですが、研修期間を経て最終的に精神科医になることを決めました。私の恩師であり尊敬できる教授の存在、そして医局の雰囲気のよさも決め手になったでしょうか。帝京大学医学部附属溝口病院や派遣先のハートフル川崎病院などで経験を重ねて、『高津心音メンタルクリニック』を開設したのは2020年7月です。
『高津心音メンタルクリニック』は、心に悩みを抱えていたり、疲れてしまったりしている人が「ちょっと話を聞いてほしい」と思ったとき、いつでも気軽に立ち寄れるようなクリニックでありたいと思います。さざ波立った「心」の「音」がおだやかに整っていくような、そんな診療をしたいと考えています。長く診療していた帝京大学医学部附属溝口病院の近くにクリニックを開いたのは、必要なときにスムーズな病診連携をおこなうためです。緊急を要するケースなどについても、地域のネットワークをいかして最善を尽くしたいと考えています。どうか1人きりで悩むことなく、まずは話をするような感覚でお越いただければと思います。
精神科を受診するとお薬をたくさん出されたり、ずっとお薬を飲み続けなければならなかったり、といったことを不安に感じる方が多いかもしれません。当院では、薬物治療はあくまでも選択肢の1つだと考え、漢方薬やデバイスを用いたトラウマ治療などさまざまな治療方法をご用意しています。私自身、新しい論文には極力目を通すようにしており、最新の情報や世界標準の医療をベースに、より質の高い治療をご提供したいと考えています。診察の際には、患者さんが何をご希望なのか、どうしたいと思って受診なさったのかを丁寧にヒアリングして、どんな風に治療を進めていくのかを話し合います。こちらから一方的に治療法を決めてしまうのではなく、患者さんとご一緒に考え、その方にとって一番よい方法を見つける、といったイメージでしょうか。患者さんの同意なく治療を進めるようなことは決してありませんので、安心してご相談にいらしていただきたいと思います。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、医療機関の受診をためらっている方も少なくないでしょう。そうした患者さんのご不安に配慮し、また、勤務医時代に感染症対策委員を務めていたこともあり、ウイルス感染症対策についてはとくに力を入れています。アルコール消毒やマスクの着用といったことはもちろん、24時間換気システムを導入し、空気清浄機を設置するなど、院内感染予防に努めています。また、院内での滞在時間を短くするという意味から、当院ではネット予約を採用しており、LINEのお友達登録をしていただけば、2回目以降は簡単にご予約いただくことが可能です。さらに、お支払い時にキャッシュレス決済をお選びいただけば、より快適に・より安全に受診していただけるものと思います。
『高津心音メンタルクリニック』は、「高津駅」から歩いて2分ほどの場所にあります。ある論文によると、「グリーン・スペース」、つまり緑のある場所には精神疾患の発症を抑えたり、精神疾患の悪化を防いだりといった効果が期待できるそうです。そのため、開業にあたっては「緑」が感じられるような木や土、森をイメージしながら、院内の雰囲気を整えていきました。体の病気と同じように、心の病気も早め早めのアプローチが大事です。苦しみ、悩んでいるご本人にこのクリニックを知っていただくのはもちろんですが、もしもご自分のまわりに辛そうにしている方がいらっしゃいましたら、私たちの存在をお伝えいただけたら幸いです。
※上記記事は2020年7月に取材したものです。
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