小熊 建一郎 院長(おぐま小田切眼科医院)のインタビュー

おぐま小田切眼科医院 小熊 建一郎 院長

おぐま小田切眼科医院 小熊 建一郎 院長 KENICHIRO KOGUMA

日本大学医学部卒業。同大学眼科学教室入局。児嶋眼科医院(現:新潟眼科クリニック)を経て、小田切眼科医院の副院長に2021年10月1日、『おぐま小田切眼科医院』を継承開業(東急田園都市線「溝の口駅」「梶ヶ谷駅」より徒歩13分、JR南武線「武蔵溝の口駅」「武蔵新城駅」より徒歩13分)。

父の背中を見て育ち、地域のドクターとして歩んでいく

産婦人科医だった父の背中を見て育ったものですから、気づけば父と同じ「お医者さんになりたい」と考えるようになっていました。父と違ったのは、眼科医の道を選んだということ。私は1つのことに集中できる方がいいと思っていました。眼科も全身疾患が関わってきますけども、基本的には眼球を診る分野です。幅広い分野は魅力的ですけども、それで中途半端になってしまってはもともこうもありませんし、眼科を極めようと門を叩いたのです。

母校の眼科学教室で研鑽を積んだのち、郷里の新潟のクリニックに勤務しました。大学では技術や知識は学べますけども、どうしても患者さんとの距離が遠いんですね。患者さんとの理想的な距離を学びたかったですし、実際、得たものは非常に大きかったように思います。

202110月に前身の小田切眼科医院を継承し、『おぐま小田切眼科医院』を開院いたしました。小田切眼科医院は家内の母が切り盛りしていた医院で、長らくこの地で診療を続けてまいりました。あとを継ぐものとして、これからも多くの患者さんの目の健康に寄与してまいります。

小児眼科を専門的に診られるクリニック

結膜炎等で来院される若い方ももちろんいらっしゃいますが、全体としてはご高齢の方とお子さんが多いように思います。お子さんに関しては、前院長が小児眼科を専門に診てきた歴史も関係しているのでしょうが、小児の眼科を専門に診ているドクターは少ないのが現状でしょう。前院長は長らく小児病院でも眼科の手術も担当していました。私もその薫陶を受けたものとして、お子さんの眼もしっかり診させていただこうと考えています。

不安に寄り添い、納得いただけるよう説明に力を尽くす

誠意を持ってしっかり診ていきたいですね。患者さんは皆さん、不安をお持ちなわけです。その状況で上からまくしたててしまうと、萎縮してしまい、言いたいことも言えなくなってしまうのではないでしょうか。ですから、思うところ、考えていることを余すところなくお話いただけるような雰囲気を作ることが大切です。実際、些細に思えるようなことに重要なヒントが隠れていることも多いですからね。

また、治療や検査の説明は詳しくおこなっています。具体的な説明もなく「大丈夫だよ」と言ってしまうのは、医者の義務を果たしてないと思うのです。良くなっているのか、悪くなっているのか。あるいは、変わりがなくても、変わりがないということが大切で、口頭による説明だけではなく、表やグラフをご覧いただきながらわかりやすく説明していきます。理解が高まることにより、お薬の注し忘れなどもなくなりますし、例えば何か変わった症状が出た場合に、自分から「これは大丈夫ですか」と聞いてこられるようになるのです。私だけが知識をアップデートするのではなく、患者さんも一緒に上がっていけるといいですね。

内科クリニックとの密な連携

系列内科クリニックである『横浜青葉台クリニック』とは密に連携しています。例えば複視や目の奥が痛む場合には、目の病気だけではなく、鼻や頭の病気を疑う必要があります。眼瞼下垂もそうです。下垂は年齢によるものやコンタクトの使用が原因のことが多いのですが、動脈瘤などが要因となることがあります。当院では頭蓋内疾患などの疑いのある場合、系列の内科クリニックでCTを撮影することが可能です。また私は大学で神経眼科を専門としていました。物がダブって見える複視のなどの症状がこれに該当しますが、頭蓋内疾患、糖尿病や甲状腺疾患が原因のこともあります。ですから、眼症状の詳しい原因検索は非常に重要です。硝子体注射や外眼部手術なども行っておりますが、常に知識や治療のアップデートをしながら他施設ともスムーズな連携を行っております。

これから受診される患者さんへ

ウイルス性の結膜炎の流行などの懸念もあり、当院ではコロナ禍以前より感染症対策を徹底してきました。ご高齢の方からも「ここは清潔だし、しっかり対策をやってるから安心して受診ができる」とのお声を多く頂戴しています。私を含めたすべてのスタッフが感染症対策に万全を期していますので、どうぞ安心してご来院下さい。

流行りなどに流されることなく、地に足をつけた診療をおこなってまいります。「ちょっとだから大丈夫」と思わず、何か目に不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。そのお悩みが解決するよう、しっかりと診させていただきます。

 

※上記記事は2021年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

おぐま小田切眼科医院 小熊 建一郎 院長

おぐま小田切眼科医院小熊 建一郎 院長 KENICHIRO KOGUMA

おぐま小田切眼科医院 小熊 建一郎 院長 KENICHIRO KOGUMA

  • 出身地: 新潟県
  • 趣味: 旅行、筋肉トレーニング

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