近藤 誠之 オーナー（美容整体サロン おぼしめし)のインタビュー

野球での怪我経験をきっかけに

学生時代に10年くらい野球をしており、そこで怪我をしたことが今の仕事に就くきっかけになりました。わりとこの業界の“あるある”なのですが、怪我をしたときに整体や医療の部分で助けてもらったから恩返しがしたいと、僕もその一人です。複数の整体やリラクゼーション施設で経験を積み、コロナ禍で勤めていたところが業態変更というか、これまでのスタイルで勤務ができなくなってしまったことをきっかけに、今の自分がどこまで人の役に立てるのか。それを確かめたい気持ちもあり、独立することに決めました。2023年からは、出張形態の美容整体サロンとして改めてスタートしています。

１回の施術で成果を出すのが特徴

当サロンの特徴は１回の施術で改善を体験してもらえる、という部分です。最初に勤めていたところで出会った師匠が１回で成果を出すことにこだわっている方だったので、その影響を多く受けている部分もありますが、僕自身も整体やリラクゼーションって長く通うものでもない、と思っているので、短期間で集中的にぐっと体の軸を作る。生活に支障のない体を作って送り出したいなと思っています。僕の施術は体がしんどい方からしたら、結構痛いんです。それでも１回で成果を出すことを喜んでくれる方が一定数いるのではないかなと。そういう方たちのお役に立ちたいと考えています。

全身を整えるもみほぐし×ストレッチ

施術の部分での強みは、もみほぐしだけでなくストレッチも取り入れていること。ほぐして体の詰まりを流すのはもちろんですが、全体を整えて循環がうまくいくような体作りをしよう、という考え方を大事にしています。両方をバランスよく使って、最終的に体が整った状態で帰ってもらえるように。肩こり、腰痛は基本ですが、あとは便秘や腸内環境を整えたいといった悩みもご相談いただきたいです。腸は内臓のなかで唯一、外部からも影響を受ける臓器なので、それを活かした腸もみを勉強したところ、リンパの詰まりも腸をほぐすことで改善が期待できると。また、最近はヘッドスパや顔周りの施術にも力を入れています。疲労や睡眠障害なども改善が期待できるものなので、そういったお悩みを持つ方には試していただきたいです。

自分らしく臆さずにアドバイスを

お客様に向き合うときには“自分らしく”を大事にしています。自分より年上の方も多くいらっしゃいますが、そこに臆せず伝えたいことは伝える。お客様がそういった悩みを持つ体になってしまったのは、結局それまで誰も悪いところを言ってくれなかったから、という部分もあると思うので、自分くらいは厳しいこともちゃんと言える存在でありたいなと。「お金を払っているのに痛い思いをしなくてはいけないなんて」と言われたこともありますが、わざと痛い施術をしているわけではなく、痛みがあるのはそれだけ症状がひどいということ。痛みはよくなるときにも感じるものなので、そのときはそれを伝えて納得いただきましたが、そういった形で伝えるべきことはしっかりとお話させていただいています。ズバズバ言う先生なんだな、というように自分のキャラクターを把握していただいた方がお客様も選びやすいのかなと思っています。

出張形態でお客様との関係性を深めたい

施術後に幸せがあふれてくるような顔を見せていただけると、すごくうれしくなります。今後は店舗を構えず、出張形態でのサロンとなりますがお客様のご自宅などへはもちろん、レンタルスペースなどを利用してご予約の際だけオープンするなど、ご利用しやすいようなスタイルを考えていきたいなと思っています。営業形態が変わるとお客様との関係性も少し変わっていくような気がしています。今までより踏み込んで仲良くなる方もいらっしゃるでしょうし、お客様とセラピストという関係性ではないところで親しくなれたらという希望も持っています。また、高津区では民間と行政が一体となって区を盛り上げていこう、という動きがあり、自分も何か役に立てることがあればとそういった活動に参加させていただいています。地元をよくしていこう、という熱いパワーを持つ方々が集まる高津区で自分がサロンを営業できていることもうれしいですし、そんな高津区に住む皆さんのお役に立てることができたら、さらにうれしいです。

※上記記事は2023年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。