澤田 裕司 代表（Ysジム（ワイズジム）)のインタビュー

バレーボールの実業団選手で活躍後、トレーナーの道へ

高校でバレーボールの部活動をしていまして、卒業後、バレーボールの実業団チームのある会社に入社し、選手として活動したんです。引退後、会社も退職しました。その後、川崎市にある某スポーツクラブに入り、インストラクター・トレーナー・マネージャーを経験しました。クラブは新型コロナウイルス感染症の影響もあって、ことし2月に閉業。それを機に独立し、同じ川崎市にパーソナルジム「Ysジム」をオープンしました。

指導歴は20年間に上ります

当ジムの強みは何と言っても、トレーナーを務めるオーナーの私に20年間の指導歴があることでしょうか。筋トレ、ダイエット、尻トレ、腰痛・肩こり改善、運動機能向上、リハビリ、メンタルトレーニングなど、幅広く対応できます。運動の目的はお客さまお一人おひとりそれぞれで、豊富な経験を生かし、どんな方のご希望に合わせたトレーニングをご提供できるでしょう。パーソナルトレーニング（60分、30分コース）のほか、団体レッスンも定期的に行っています。パワーラックやダンベルなど筋トレ系の器具など豊富に備えています。ヨガもあり、専門のインストラクターが指導に当たります。卓球台もあるんですよ。トレーニング専門誌の特集記事の監修経験もあり、指導者として幅広い経験を重ねていますね。

運動の最大の目標は「健康づくり」

ダイエットの秘訣は「食べながら痩せる」。ボクサーの減量など短期的に体重を落とすケースは別ですが、長期的なダイエットの場合、過度な食事制限や糖質制限はおすすめしません。いずれ無理がきて、長続きできないでしょう。リバウンドの原因にもなるでしょう。栄養バランスの取れた食事を規則正しく摂る。それで摂取したカロリーを運動で消費する。この「入り」と「出」の均衡が大切ですね。運動は筋トレと有酸素運動の組み合わせが効果的。また、日常の活動量を増やすことも視野に入れましょう。筋肉が付くと、脂肪が燃焼しやすくなるのは科学的な研究で証明されています。
僕が皆さんにいつも呼び掛けているのは、「長く続けましょう」ということです。どんなに良いトレーニング方法やプログラムでも、定期的に続けなければ望む結果は得られないので、プログラムも長期的に（できれば楽しく）継続できる無理のない内容を考えてます。運動というと体型の変化に目がいきがちですが、最大の目標は「健康づくり」。ダイエットで目標達成したとしても、そこでおしまいにせず、「生涯の健康」のために、さらに継続することが大事です。「継続は力なり」。病気のリスクも下がりますし、健康寿命も延びるでしょう。認知症予防率も高まり、生活改善にもつながります。運動の目的は、ダイエットや筋肉肥大といった個別的なものより、「健康」という大きなものとしてとらえていただきたいですね。僕は皆さまの「健康寿命」を長くし、「一生健康でいられる」お手伝いをしたいと思っています。

筋トレは「タイミング」が大切

筋トレは、タイミングが重要。筋トレをすると、筋肉が一時的にダメージを受け、時間の経過とともに回復してきます。それで回復しきったタイミングで、筋トレを再開するのが筋肉を付けるのに最も効果的ですね。回復には個人差があるので、自身の体と向き合うことが大切です。体質改善では、主に肩こりや腰痛、猫背の改善に取り組んでいます。肩こりや猫背改善は肩甲骨などの肩回りを動かし、関節や筋肉を柔らかくして、血流を促進し、こりを和らげます。ストレッチは必須です。腰痛は股関節の固さやもも裏の固さ、姿勢の悪さが原因になる方が多いので、それぞれ改善のための体操やストレッチなどを取り入れています。筋肉が付いて、体幹が強くなると、腰も痛めにくくなるので、筋トレや体幹を強めるトレーニングをおすすめしますね。体質改善は普段の生活習慣も大事。体に負担の掛からない姿勢や動きができるようアドバイスするなど、お客さまの生活習慣にも踏み込み、総合的にサポートしています。

地域の皆さまに愛される存在に

まだ開店3カ月ですが、40〜50人の方に通っていただいています。年代は20代から80代。女性が多いですね。ご夫婦やご兄弟、ご友人同士でご利用される方もいます。俳優さんやタレントさんもいらっしゃってます。お客さまからは「体が軽くなった」「ベルトの穴が一つ縮まった」「筋肉がついてきた」と、効果を実感する声を頂いていますね。料金は会費制でなく、トレーニング1回ごとにお支払いいただくシステムです。長く続けていただけるよう、金額は低めに抑えているんです。経営が軌道に乗ったら、将来的には、経営規模を大きくしたいと思っています。地域貢献も大事。自治体の事業として、地元の老人会などに出向き、運動教室を定期的に開いています。身体的な理由でジムに来られない方のために訪問リハビリトレーニングも行っています。運動できる機会のない方に少しでも運動を提供できるよう、今後も取り組みます。地域の皆さまのご信頼を得られる存在になりたいですね。

※上記記事は2022年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。