渡邉 弘之 院長（整体処 いきいき)のインタビュー

この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

元々、私自身が腰痛持ちだったんです。それが整体に定期的に通ったところ、改善に向かったんです。整体に興味が湧いたのは自分自身の腰痛が治ってからのこと。最初は独学で、その後整体院でマンツーマンの指導を受けるようになりました。
『整体処 いきいき』をこの地にオープンしたのは平成16年（2004年）。私は生まれも育ちもこの辺りの人間です。駅に近い訳でもなく、立地的なことでは不利な面もあると思いましたが、その分、地に足をつけた末永いお付き合いを出来るのではないかと考え、この場所にオープンしました。

『推拿（すいな）』についてお聞かせください。

カイロプラクティックに柔道整復、オステオパシー等々、今の世には様々な種類の手技療法が存在しますが、当院では推拿（すいな）を整体療法のベースと考えています。推拿とは中国で3000年以上の歴史を誇り、経絡とツボを効果的に刺激することで人間が本来持っている自己治癒力を呼び覚ます手技療法です。身体の外から加えられた心地よい刺激が経絡という道を介して、身体の内側へと伝わり、痛みを緩和すると同時に内蔵などの機能を回復する効果があります。
私は中国天津大学で推拿を学んできたのですが、あちらでは内科や外科とと並行して推拿が存在します。病院の中に推拿を施す科があり、痛みの種類によって患者さんが外科的療法と推拿を選べる体制が成立しているのです。

施術の際に心掛けていることをお聞かせください。

引っ越されて間もないという方をよくお見受けします。地域性なのでしょうか、お住まいを聞くと「いや、引っ越してばかりなんです」という方が意外に多いんです。そうした方には施術の最中、「ケーキ屋さん、オススメないですか？」とか「ラーメン屋さんはどこが良いですか？」といった質問をされることが多々あります（笑）。他愛もないことかもしれませんが、そこからコミュニケーションが始まるのです。
そうした何でもない会話を交わすことで私との距離を近くに感じていただき、結果としてその方の普段の生活について推測することが出来るようになります。
施術後に生活上の注意点についてアドバイスをする際、会話で得た情報が大変参考になります。“ゆるやかな”コミュニケーションを大事に考え、接していきたいと考えております。

『フットセラピー』についてお聞かせください。

フットセラピーでは足にある『反射区』、いわゆる“足つぼ”を刺激することで、緊張を緩和し、免疫力等、身体の機能を改善する効果が期待出来ます。足つぼ療法は中国では盛んにおこなわれている療法でして、私自身、天津に赴いたときはあちらこちらで目にしました。足には全身の情報が痛みや色、形の変化として表れ、そこを刺激することで身体全体に及ぶ効果を得ることが出来ます。
また、フットセラピーはO脚の改善にも効果が見込めます。個人差はありますが、反射区を刺激し、必要なストレッチを施すことで速やかな改善を計ることが可能です。 O脚でお困りの方は是非お越し下さい。

最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。

『整体処 いきいき』では出張整体もおこなっています。歩行が困難な方や、何らかの理由で当処に来れないという方は是非ご利用ください。お子さんが小さく、当処まで伺えないということでご利用いただいている方も多くいらっしゃいます。どうぞお気軽にご利用いただければと思っています。
施術後にはその方に合ったストレッチの指導を必ずするようにしています。
首の痛みや肩痛、腰痛などは完全に回復するには時間が掛かることが多いのです。こちらで1回施術を受けて改善が見られたとしても、ある程度時間が経てばやがてキツくなってくることが考えられます。だからこそ、ご自宅でストレッチをおこなっていただき、状態を維持する、もしくは悪くなるスピードを遅らせる必要があるのです。
『整体処 いきいき』では身体の痛みに悩まれている方が頻繁に通わなくも済むような施術とアドバイスをおこなわさせていただいています。ご相談がてら、どうぞお気軽に足をお運びいただければ幸いに思います。

※上記記事は2011.8に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。