小野 輝之 代表(Hair Salon Gift(ヘアーサロンギフト))のインタビュー

Hair Salon Gift(ヘアーサロンギフト) 小野 輝之 代表

Hair Salon Gift(ヘアーサロンギフト) 小野 輝之 代表 TERUYUKI ONO

専門学校を卒業後、藤が丘の大手美容院で長らく副店長を務め、2012年11月3日に『HairSalon GIFT』をオープン

この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

高校生くらいまでは床屋だったので、それまで美容室に行く機会はなかったんです。それがたまたま、高校2年生の時に友達から「行き着けの美容室がある」と言われ、六本木のとある美容室でカットをしてもらうことになったんです。大げさではなく、衝撃でした。稲妻が走るってこういうことかって感じでした。それまで、自分もださかったんです(苦笑)。格好良いことなんて何一つなかったし、女の子にモテたいと思ってもそのやり方を知らない。そもそも何が格好良くて格好悪いのか、自分の中で定まったものがなかったんです。初めて美容室に行ってワクワクするような期待感と、こういう場所にそれまで自分の知らなかった格好良さというものがあるんだと感じました。自分というものを大事にするという考えが初めて芽生えた場所が美容室でしたし、自分が前に進むきっかけを作ってくれた場所に関わっていけるというのはすごく魅力的だと考えて、この道を選んだというところですね。
専門学校を卒業後、藤が丘の大手美容院で長らく副店長を務め、2012年11月3日に『HairSalon GIFT』をオープンしました。
美容師を選んだきっかけはお話しした通りですが、実を言うとそのきっかけ探しは今も継続中かなという感じがしています。どんな仕事であれ、続けていくうちに立ち止まってしまう、迷う瞬間ってつきまとうものだと思うんです。その部分では、美容という仕事への興味と意欲をかき立てるきっかけを常に与えてくれているのはお客様ではないかと思っています。
僕とお客様、双方が刺激を受け続け、互いに今より前に進むきっかけを引き出しあう関係をこの場所で築いていければと思っています。

お店の名前、“GIFT”にはどんな想いが込められているのでしょうか?

プレゼントって片方にあげるものですよね。それに対してギフトは、お互いに与え合うものだと思うんです。今のこのお店があるのは、以前のお店のお客様がいてくれたからこそということもありますし、それはお客様から僕へギフトだと思っています。今度はそれを僕が返す番ということですね。美容室というのは本当に色々な方と出会うことが出来る場所で、深くその方を知ることが可能な職業でもあります。今後は、お客様さえ宜しければ、この場所を介してお客様同士の橋渡しのようなこともしていければと考えています。例えば、仕事を紹介したり、とかですね。
この場所を通じて新たな人の出会いがあり、そこからまた何か新しいものが生まれるかもしれない。それは、最高に素敵な贈り物なんじゃないんかなと考えています。

『HairSalon GIFT』のコンセプトをお話しください。

もちろん全てが売りだと考えていますが、コンセプトとしては、お店で出来たスタイルを難なくおうちでも実現出来る、再現力の高いスタイルを提供していきたいと思っています。1つお話をさせてください。頭にはつむじがありますよね。毛の流れはつむじに沿うわけで、当然、左右対称ではなく、言ってみればつぶれてしまう毛流れとふくらんでいく毛流れとに分かれます。そこを理解しているかしていないかで、まとまりの良いスタイルが再現出来るかどうかが変わってきます。
髪の毛を形作る定義とでも申しましょうか、こうした知識が前提にあって初めて、パーマやカラーをおこなう意味というものが出てきます。美容師はただパーマを、ただカラーをすればいいのではなくて、その施術をおこなう意味をお客様に教えて差し上げる義務があると考えています。やりっぱなしではお客様の満足は得られないということですね。

お客様にご満足いただくにはもう1つ、その方の好みをいかにして理解していくかということが重要です。例えば長さであったり、あるいはおさまりであったり、前髪の流れであったり、人によって好きのポイントは違ってきます。そのポイントをどれだけ押さえられるか。それが美容師に求められる一番の価値だと考えて施術に臨んでいます。

シャンプーについて考えていることをお聞かせください。

シャンプーって、毎日みなさんがおこなうものだと思うんです。でも、それによって髪の毛の質が変わるっていうのは案外知られてないことなんですよね。お店では事前におこなうシャンプーだけで3種類の製品を置いています。1つは主にくせ毛の方に向けたもの。1つは髪の細い方用で、ハリコシを出し髪を修復するもの。もう1つは直毛で硬い髪質の方にオススメな、シャンプーをするだけで質感がふんわり柔らかくなるもの。お店ではこの3つの種類をお客様のご要望に沿って使い分けています。
日常的に使うものだからこそ、その重要性に気づいていただければと思います。なりたい髪になるために、まずは一番身近なシャンプーについて考えてみてください。

最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。

なぜカラーをしたいのか、なぜパーマをかけたいのか。施術をする前のきっかけを知りたいという方は是非『HairSalon GIFT』に一度足を運んでみてください。前提となる髪の定義を知ることで、今よりもっと素敵なスタイルと、1ヶ月先でもまとまっていられる術を手に入れることが出来ると考えています。あなたの美への想いをしっかりと受け止め、より深く愛着のあるものにしていきたいと思っています。
※上記記事は2013.2に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

Hair Salon Gift(ヘアーサロンギフト) 小野 輝之 代表

Hair Salon Gift(ヘアーサロンギフト)小野 輝之 代表 TERUYUKI ONO

Hair Salon Gift(ヘアーサロンギフト) 小野 輝之 代表 TERUYUKI ONO

  • 出身地: 神奈川県
  • 好きな本・愛読書: 横浜ウォーカー
  • 好きな映画: TIME/タイム
  • 好きな言葉・座右の銘: どうせやるなら一番に
  • 好きな音楽・アーティスト: Mr.Children
  • 好きな場所・観光地: お店

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