このお仕事に就かれた理由や、こちらの概要をお聞かせください。
幼い時から祖父母、曾祖父母と一緒に暮らしていたのでお年寄りと話すのが好きでした。高1の夏休みに祖母の勧めでデイサービスにボランティアに行き、とても楽しく、又、やりがいのある仕事だと感じ、自分に合ってると思い、この仕事に就こうと思いました。
当園ではグループホームとデイサービスを通じ、高齢者の方々が住み慣れた場所でいつまでもよりよく暮らしていけるようお手伝いを致します。
半年に1回の血液検査を始めとする健康診断に加え、園には看護士が常駐しておりますので、お一人お一人の健康状態に合わせたきめ細かな福祉サービスを可能にしています。
また、高齢者の方々と子ども達との触れ合いを大切なものと捉え、系列保育園との定期的な交流会をおこなっています。
『ひさすえ愛ランド』の運営方針についてお聞かせください。
グループホームではスタッフと共に高齢者の方々が一緒に生活をしていくのですが、出来ることはなるべく自分たちでおこなっていただけるよう援助をしております。お食事の用意であれお洗濯であれ、ここでは皆でおこなっています。お子さんのお手伝いを思い浮かべていただくと実感いただけると思いますが、実のところ、高齢者の方々に洗濯なりをおこなっていただくのは、時に私どもスタッフの負担が増えることになって大変だったりはするんです。ですが、生活を“与えられる”だけでは意味がありません。本当にそこで生活をしているという実感を持っていただけるよう、心を配っていきたいと考えています。
『ショートステイ』についてお聞かせください。
デイサービスに通っておられる方に限り、当園ではお泊まりサービスをご利用いただけます。「泊まらせるほどではないし、極力お家で診てあげたい」という方がデイサービスをご利用いただいていると思うのですが、そうであっても何かあった時、夜に高齢者の方々を預けるところがないというのは困りますし、ご家族の方の生活を制限することにもなるやに思うんです。
「今日、具合が悪くておばあちゃん、ちょっと診れないの」ですとか、そうした時にお気軽にお電話をいただければと思います。
昼間通っている慣れた場所で、顔なじみのスタッフと一緒に過ごせるというのは、高齢者の方々にとっても安心なことだと思っています。
子ども達との交流会についてお聞かせください。
当園では系列の保育園の子ども達と定期的に交流を持っています。デイサービスで高齢者の方々をこちらからお迎えにあがると、「あまり出たくない」と仰る方が少なくないんです。気持ちが引きこもってしまうんですね。ところが、「何々ちゃんと約束してたんじゃない?」となると、「あ、そうだ忘れた。折り紙折ってやるんだった。」と急いで準備をされることが多々あります(笑)。
リハビリで身体を動かすのは億劫だという方も、子供を前にするとガラガラを振ったり、手をドンドン動かされたりするんですね。家族ではない、他者を前にして気を張ると言いますか、それが子供であれば自然と良いところを見せようとされるんだと思います。それは決して悪いことではありませんよね。
最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。
グループホームへの入居を迷っておられる方は『おためし入居』で実際の生活を体験いただけます。「グループホームってどうなの?なじめるかどうか心配」など、不安に思われる方は是非一度体験していただくのをお薦めします。
当園では高齢者の方々が安心して快適に毎日を過していただけるよう、お一人お一人に合わせたサービスをご提供します。疑問や不安など、気になることがあれば何でもご質問ください。ここに関わる全ての人間が笑顔で毎日を送れるよう努力を続けてまいります。
※上記記事は2011.9に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
ひさすえ愛ランド 山田 一美 生活相談員 KAZUMI YAMADA
- 出身地: 神奈川県
- 趣味・特技: カラオケ、舞台鑑賞、音楽
- 好きな本・愛読書: 漫画(特に少年漫画)
- 好きな映画: パイレーツ・オブ・カリビアン
- 好きな言葉・座右の銘: なんくるないさぁ(沖縄弁でなんとかなるさ)
- 好きな音楽・アーティスト: BUMP OF CHICKEN、嵐、いきものがかり
- 好きな場所・観光地: 京都