京塚 豊子 代表(ペットハウス・アン)のインタビュー

ペットハウス・アン 京塚 豊子 代表

ペットハウス・アン 京塚 豊子 代表 TOYOKO KYOZUKA

専門学校を卒業後、都内をはじめ各地のトリミングサロンで経験を積む。2010年4月、高津区に『ペットハウス・アン』をオープン。(東急線「溝の口駅」より徒歩17分)

トリマーとして経験を積み、愛着のある街にサロンをオープン

小さな頃から犬を飼いたい気持ちはあったのですが住居の関係で飼うことができず、ご近所のワンちゃんを散歩に連れて行かせてもらったりしていました。そうしてようやく高校生になり、アルバイトで貯めたお金で愛犬を迎えたのですが、トリミングにかかる費用を捻出するのはなかなか難しいことでした。できれば毎月トリミングサロンに連れて行って可愛くしてあげたいけれど、高校生にとってトリミングの費用は大きな負担です。どうしたらいいかなと考えたときに「そうだ、自分でカットすれば良いのでは?」と思いついたのがこの世界に入る最初のきっかけでした。

高校卒業後は専門学校に進んでトリミングサロンに就職し、地元や都内などさまざまなエリアで仕事をしてきました。一方、プライベートでは結婚や出産を経験したのですが、当時は子どものことで「休ませてください」とは言いにくい雰囲気があったんですね。そのため子どもを育てながら仕事をする方法はないかと考え、たどり着いた答えが自分のサロンを開くことだったのです。

トリミング・ホテル・幼稚園を柱にワンちゃんと飼い主さんの幸せな暮らしをサポート

子どものお世話を母にお願いしつつ、『ペットハウス・アン』をオープンしたのは2010年の4月でした。サロンの場所はオープン当時から変わりませんが、たった1人でマンションの1室からスタートしたのが今では2部屋分の広さになり、トリミング・ホテル・幼稚園という3つのサービスを柱にワンちゃんと飼い主さんの幸せな暮らしをサポートしています。

ここ高津区はとても暮らしやすい街で、人口の増加とともにワンちゃんたちの数も増えているように思います。それに伴ってトリミングのニーズも高まりつつあって、ありがたいことに当サロンも多くのお客様にご利用いただいています。数あるサロンの中でも、楽しみながら社会性を身につける「幼稚園」をオープンしていることが当サロンの特徴で、今後もスタッフ・サービス共にいっそう充実させたいと思っています。

コミュニケーションを大切に、理想の仕上がりを目指す

トリミングについては飼い主さんからの「こうしたい」といったご希望をしっかりと伺って、できる限り理想の仕上がりに近づけるように努めています。長く通ってくださっている飼い主さんからは「いつも通りに」とオーダーいただくことも多いのですが、そうした場合でもできるだけたくさん会話をして、しっかりコミュニケーションを取ることを心がけています。

一方のワンちゃんたちは人間の言葉を話せませんから、スキンシップをしながらリラックスしてもらった後、その子その子のペースに合わせて無理なく作業を進めるようにしています。こちらが優しく接すれば相手も優しい気持ちになりますが、こちらが怒ってしまうと相手をいら立たせてしまう恐れがありますから。本来はトリミング台の上でカットするのが基本ですが、それが難しい場合は膝の上や床の上でカットするなど、柔軟に対応いたしますのでご安心ください。

ワンちゃんたちの人生がより幸せなものになるように

2010年のオープンからこれまで、サロンのメニューが増えるに従ってスタッフの数も私1人から2人、3人と増えていきました。サロンを始めた当初から「子育てをしながらいかに好きな仕事を続けるか」をテーマにしていましたので、一緒に働くスタッフたちにも「ママになっても働けられる」という安心感を持って仕事をしてもらえたら嬉しいですね。

私たち人間の命には限りがありますが、ワンちゃんたちの寿命は人間よりもはるかに短いものです。限りある時間の中で、ワンちゃんたちの人生がより楽しいものになるように、飼い主さんと過ごす時間がより幸せなものになるように、私たちはそのお手伝いをさせていただきたいと思っています。

地域のみなさんへメッセージ

ワンちゃんたちの幼稚園は「パピー期」といわれる1歳未満からスタートできますが、2歳、3歳と年齢を重ねてからでもご参加いただくことが可能です。「お手」でも「お座り」でも、何か1つできるようになると飼い主さんはみなさんとても喜んでくださり、ワンちゃんたちへの愛情がいっそう深まるように思います。私たちがご提供するサービスが飼い主さんに喜びをもたらし、ワンちゃんたちが愛情たっぷりの幸せな日々を送れるならば、これほど嬉しいことはありません。施設内における安全確保を徹底するというのはもちろんですが、ここにいる間は楽しい気持ちで過ごしてもらえるように、心地よい環境づくりに努めていきたいと思います。

 

※上記記事は2023年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

ペットハウス・アン 京塚 豊子 代表

ペットハウス・アン京塚 豊子 代表 TOYOKO KYOZUKA

ペットハウス・アン 京塚 豊子 代表 TOYOKO KYOZUKA

  • 出身地: 川崎市高津区
  • 趣味: 愛犬をドッグショーに出すこと
  • 好きな本: 仕事にまつわる書物
  • 好きな映画: 「シザーハンズ」
  • 好きな音楽: RADWIMPS
  • 好きな場所: ハワイ

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