紙の専門店 ペーパーフリークス 溝口 夏美 ショップ担当 NATSUMI MIZOGUCHI
川崎市高津区出身。美容部員を経て、石崎商事のショールームを兼ねた紙の専門店「Paper freaks(ペーパーフリークス)」のショップ担当に。得意のイラストを活かした店内の装飾も人気。(JR南武線 武蔵新城駅より徒歩約12分)
川崎市高津区出身。美容部員を経て、石崎商事のショールームを兼ねた紙の専門店「Paper freaks(ペーパーフリークス)」のショップ担当に。得意のイラストを活かした店内の装飾も人気。(JR南武線 武蔵新城駅より徒歩約12分)
「Paper freaks(ペーパーフリークス)」は、石崎商事という紙を扱う商社のショールームとして2018年にオープンしました。私がショップ担当になったのは、オープンから半年後のタイミング。いろいろと試行錯誤するなかで、紙雑貨などの販売のほかバックヤードだったスペースを使ったワークショップの開催、ハンドメイド作家さんのアイテムを委託販売するボックスを設置するなど新たな試みを始め、今に至っています。
石崎商事という会社の知名度を上げることはもちろんですが、地域に根差した企業でありたいという思いで、本社のある愛媛県を始めとした四国に関するものや紙雑貨、除菌グッズに文房具、日用品などを取りそろえています。当社はもともと商社なので自社製品や仕入れた紙を企業に卸す、というのが事業の軸。当店で販売しているのは、そういった業者に卸していた製品や卸した紙で作ったアイテムが中心です。例えば、自社製品である「マルチドリップシート」という肉や野菜、魚などの食材を冷凍保存するときなどに使うシートを販売していますが、もともとは魚屋さんや板前さんに卸していたもの。他社さんと共同開発したアイテムもあり、そういった関連商品を販売しています。
アルコールインクアートや紙と写真を組み合わせて作るスクラップブッキング、ペーパーフラワーなど、講師の方を募ったワークショップも開催しています。また、ハンドメイド作家さんの委託販売もレンタルボックスという形で展開しているので、そういった方が講師になって教えてくださることも。近所に小学校があるので、ワークショップではお友だち同士や親子で参加される方も多いですね。小銭を握りしめて、お子さんが文房具を買いに来てくださることもありますし、高齢のおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広い年齢層の方にご利用いただいています。月に一度、作家さんに出店いただいてマルシェを開催することもあります。ハンドメイドの委託販売はボックスがまだ埋まっていないので、もっとたくさんの方にご利用いただきたいなと思っています。
店内のイラストやポップは、全て私が描いています。小さいころは絵を描くのが好きだったんですけど、社会人になってからはそういったことから離れていて、ここで働くようになってからイラストを描くようになりました。駅から遠いので、外から見たときに目を引きたい、店内を明るく見せたいという思いもあり、装飾の一つになるかなと。パッと見たときに興味が湧いたり、ワクワクするような店を作りたいという気持ちでしたが、今はお客さまから褒めていただいたり、私のイラストの前で写真を撮ったりしてくださる方がいたり。ありがたいですし、すごくうれしいです。やっぱりただのお店で終わるよりは楽しいなと思ってほしいんですよね。また行きたいなと思ってもらえるように。お子さんも多くいらっしゃいますので、丁寧で親しみやすくアットホームな雰囲気を作れるように日々頑張っています。
武蔵新城は私の地元でもありますが、このお店で働き始めるようになってからお店同士、横の繋がりがすごくある町だなと感じるようになりました。コロナ禍で落ち込んでしまった地域を盛り上げようと有志の方が立ち上げた「ふらっと武蔵新城」という地域のFacebookグループに、私も当店の知名度を上げるために参加しています。そのなかでは「ペーパーフリークスのなっちゃん」として、さまざまなお店を取材するレポーター活動をしていますが、地元には頑張ってる人がたくさんいるんだなということを改めて実感しました。武蔵新城という町を盛り上げるためにも、地域の方はもちろん、遠方の方にも「ペーパーフリークスがあるから武蔵新城に行こう」と思ってもらえるような魅力的なお店にしていきたいです。
※上記記事は2023年1月に取材したものです。
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