坂巻 研治 院長（二子新地キラリ歯科)のインタビュー

昔通っていた歯科医院の先生への憧れから同じ道へ

元々、医学の道に進みたいという思いがありました。歯科医師を志したのは、僕自身が昔から虫歯が多くて歯科医院によく通っていたのですが、そこの先生がすごく優しくて憧れるようになり、興味を持ったのがきっかけです。

松本歯科大学を卒業して国家試験に合格した後、九州大学病院で研修医と勤務医を経験しました。勤務医としては、口腔総合診療科で一般診療から口腔外科に至るまでの全般的な治療をしていました。その後は実家のある東京に戻って、都内の歯科医院に6年ほど勤務しました。同時にインプラント治療のスキルを磨くため、インプラントを専門的に取り扱っている歯科医院にも勤めていました。

学生時代から自分で歯科医院を開きたいと思っていたのですが、動き始めた途端コロナ禍になってしまい、なかなか思うように物事が進まなかったですね。ようやく、満を持して2021年9月1日に開院する運びとなりました。(取材は8月末)

お子様やお母さんが来院しやすい空間づくり

二子新地は以前から家族でよく訪れていて、街全体の雰囲気がとても好きな場所でした。そんなときこの物件と出会って、見た瞬間絶対ここにしようと決めました。駅から近くて商店街の中の1階という立地なので、初めてお越しになる方にも分かりやすいと思います。

院内は白を基調にした清潔感のある綺麗な空間です。バリアフリーなので、ベビーカーでそのまま入っていただくことも可能です。そして、一番のウリはキッズルーム。広いスぺースを確保しているので、お母さんが診療している間も自由に遊んでいただけますし、お子様自身もここへ治療に来るのが楽しみになればいいですね。

3台ある治療台のうち一つは、天井にTVを設置しています。小さいお子様はなかなか診療中にじっと寝ていられないと思うのですが、目線の先にTVがあることで大人しく観ていてくれますし、治療をスムーズに進めることができます。なので、今までお子様を歯科医院に連れて行くのが大変と感じていたお母さんにもお気軽にご来院いただきたいなと思っています。

開院を前に、先日クリニックの内覧会を実施しました。コロナ禍なので院内が密にならないように徹底しながら、お一人お一人に丁寧にご説明させていただきました。特に力を入れていた院内の清潔感やキッズルームも大変好評で、とても嬉しかったです。

歯並びや咬み合わせ、睡眠時無呼吸症候群にも対応したマウスピース矯正

診療内容は、虫歯や歯周病といった一般診療からインプラント、ホワイトニング、審美歯科、マウスピース矯正など様々に対応しています。矯正については、先日の内覧会でもたくさんご質問をいただきました。歯並びや咬み合わせに悩まれている方は多いですし、マスクの着用が日常化している今のうちに綺麗にしておこうと考える方が増えています。

また、睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療を行っています。これは眠っているときに呼吸が止まる病気なのですが、歯や顎が小さかったり太っている方に起こりやすく、眠るときに筋肉が緩むことが原因となります。そのため、マウスピースをすることで顎を前に出して気道を確保し、呼吸がしやすい状態を作っていきます。この治療を行っている歯科医院はなかなか少ないと思うので、悩まれている方はぜひ一度ご相談ください。

コロナ禍の開院だからこそ徹底した感染対策を

当院では、光学印象を導入しています。光学印象とは口腔内スキャナーのことで、歯の型取りを指します。従来では粘土で型を取って歯の模型を作っていましたが、光学印象は口の中をカメラでスキャンして撮るだけで3Dデータとして記録を残すことができます。不快感が少なく、細部まで鮮明に映すことができるのもポイントです。模型だと型取りしたものを一度技工所に出さなければならず次回来院にて確認する形なのですが、スキャンは20秒ほどでできますのでその場で確認することができます。今の時期は特に来院回数も少ない方が患者さんにとっても良いのではないかと思います。

消毒する機械を多く導入しているのですが、より感染を防ぐために「口腔内バキューム」を設置しました。治療やクリーニングをすると、口の中から見えない粒子が飛び出してきます。それを放置すると空気中に飛散して広範囲に広がってしまうのですが、口腔内バキュームを口元に置くことで粒子を吸引してくれるんです。コロナ禍での開院なので、患者さんに安心してお越しいただけるように徹底した感染防止対策を行っています。

患者さんとの信頼関係を大切にして、地域に愛される歯科医院を

診療の際は丁寧に説明して、患者さんが納得した上で一緒に治療計画を考えていこうと考えています。先生と患者という立場よりも、なるべく同じ目線でフレンドリーに信頼関係を築いていきたいです。人におすすめして頂けるような歯科医院であるというのはもちろん、地域の皆さんに愛していただき、ずっと続けていけたらいいですね。もし歯に不安を抱えていたり悩まれている方がいましたら、ぜひ相談だけでもしていただきたいと思っています。地域に貢献できるように頑張っていきますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

※上記記事は2021年8月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。